かっこわるいことは、なんてかっこいいんだろう

 表題は確か早川義夫さんのアルバムタイトル「かっこいい事は、なんてかっこ悪いんだろう」からもじりました。
かっこ悪い事や人が、何か素敵に見えてキラキラしちゃう事って皆さんはありませんか?先日、岡村靖幸ライブに行って参りました。音楽的には、過去の楽曲をアレンジしつつ今のものとして提示している感はありましたが、人としてのキャラ立ちは、当時のまま!凄いです!溢れる程の情熱と愛情を見えない相手に向けて求愛するかのようなスウィートでソウルフルな歌声!もの凄い決め決めオーバーアクションの連続の究極の自己愛型岡村ダンス!そうしたものが、ソウルもファンクもテクノも、あらゆるリズムをバカでっかい大きな胃袋で飲み込み、繰り広げられる、ぶっといファンクネス・サウンド!それらから見えてくるのは、溢れる程の音楽への深い愛と『僕を愛して!』と言わんばかりの、ちょっと甘えん坊の彼のキャラクターです。良い大人が「僕を愛して!」って、普通に考えて気持ち悪いですよね。ふつうは...。それに、あくも強すぎて...。歌詞からも、やっぱりストレートな求愛節のオンパレード!今の時代にこれは、ちょっと....。そうして多くの人は敬遠しがちでしょうね。例えば、こんな人がそばにいたら....。
 でも、音楽を通してステージに立つ彼は、己の思うがままの完全GOING MY WAY!そうした姿の、なんてキラキラしたかっこいい事か!?ロックの持つ特性には、もともと、こう言うことってあったんじゃなかったっけ???
そんなことを思いました。負に位置してしまうような事、情けなさも、かっこ悪さも、かっこいい事に変えるマジック!まさに現代の錬金術。素敵です。


「聖書(バイブル)」より一部抜粋

ねえ、君は僕の事好きだって言うけどさ、どうして?
背が高いから?曲を作るから?歌を歌うから?踊りが上手だから?
やめろ!僕は君の彼氏になりたいだけなんだ
君は僕の胸に輝くピカピカのメダル
そして、この僕は 君の最新型のベッド 最新型のベッドだよ
今夜は君のヒップが何で出来ているか
パパやママやみんなに教えてあげるんだ
ねえ、たとえ君に彼氏がいたってかまうもんか
僕はあいつには絶対にできないキスのやり方を知っているからね
今 見せてあげるよ