アートでバンド?

今月最終日に行うイベント映像が完成。ナカマル氏の新たな作品を鑑賞する。ふとした思いつきにより、このようなイベントとなった。そこから、このような作品が生まれ不思議な気分だ。私としては、あくまでも個人のものとして絵画制作を行い、それを個展というカタチで発表している訳だが、そうしたものやタイトルをキーワード、素材として他者が、それに別ジャンルから関わり製作していく過程が見ていて大変楽しい。お気楽に聞こえるかもしれないが、確かにそうかもしれない。自分一人の表現として重くのしかかってくる個展のプレッシャーに比べ、何か無性に楽しい。若い頃にバンドをしていた頃の事を思い出す。必ずしも自分が思い描いたイメージを他者が、そのまま受け取っているとは限らない。当然ずれも存在する。だが、ずれたままでは、何も生まれないかもしれないが、共通する場を持ったり、何か同じイメージ、言葉を思考する事により、新たな発見、ビジョンが生まれ、一人では生み出す事ができないものを創出する事もある。それは1+1=2なんて言う常識的な結果ではなく、何か説明不可能な化学変化が突如起きる事もありうる。これこそが共同作業のダイナミズム。我々の今回のプロジェクトがそうした結果になれば良いが、それは、まだ分からぬ事。是非、皆様に何があったか見届けて、判断していただきたい。まずはナカマル氏の告知映像を見ていただきたい。