AFTER PLASTICS!

 ライジング サン ロックフェスへ出かけた。もう何度目かも、とうに忘れてしまった。帰宅した時は本当に体中、疲労困憊だが、自分の歳も忘れオールでライブ。またしても体力の限界を感じた。今回は、自分にとって感慨深いライブがいくつかあった。


PLASTICS
いわずもがな、テクノポップ御三家として知られたバンド。ガキの頃に憧れた存在だった。ライブは今日が初めて。再結成とは言え、まだやるのが本当に凄い。中西俊夫は自分の娘にチカの代わりに歌わせてるってのも凄すぎ。何か、お父さんの知り合いは家族ぐるみの付き合いで、そのままライブやってみようかなんてノリ?
自分は最近、何か昔のplasticsのライブ音源をたまに聴いたりしていた。当時のリズムボックスのチープな感じと、その頃のバンドのライブの勢いみたいなものが、今の「DISCO PUNK」みたいなサウンドと重なるような気がしていたせいだ。
さて約30年後?現在のライブは、どうだったかというと?
全て過去の曲の再現。昔の音がやけに今の時代性や流行にマッチしてるのか、してないのか全くもって分からないが、音が本当にチープ!清々しい程スカスカ!!!
何かハジメちゃん昔よりギター下手になっていないか?そんな彼らを暖かく迎え入れるシーンと観客で、今のステージが成り立つというのもなんだか微笑ましくもあった。でも、欲を言うと、あの「PLASTICS」の彼らだから、今の時代ならこうするという、鋭い現役感覚をを持ってセンスだけでぶった切るような、モノ!期待してしまう....。当時の彼らは、ファッション的に取り上げられる事も多かったかけど、ファッションも、単なる受け売りでなく、彼らのビジュアル的な表現だったと強く思うし、何よりサウンドと歌詞のセンスが凄い。コンセプトの筋が通っているんです。イメージにぶれなし!なので、今この時代に再結成というのも何か感じるものがあって、期待してしまったのだが、「う〜む....。」途中、トシがメカニックで鍵盤もあるような変な衣装を身に付けていたけど。「なんだそれ?サイバーパンク???」
 というように、ティーンエイジャーの頃に影響受けすぎてしまった一ファンとして多くを期待し過ぎてしまいます。彼らや、当時の周りの空気、ムーブメントに影響されすぎた事の一つに、『テクニックよりもセンスを!』という信条みたいなもの。何かオカシナなプロパガンダのようですが、真に受けてましたね。暫く...。テクニックが無いと何事もセンスだけでは表わせないのですがね。当たり前の事実に気づかなかったマイ十代。本当にお馬鹿さんでした。
 
 何はともかく、「PLASTICS」の元メンバーの心意気と現役のミーハー根性に拍手。今後もお体に気をつけお元気で!楽しいライブ有り難うございました。

1980? PLASTICS
http://www.youtube.com/watch?v=4mFipU8PW4g&a=GxdCwVVULXfrvN8jsv1OUAvsj_PdFxgz&playnext=1
http://www.youtube.com/watch?v=CDrr_HU4rSA&feature=related

2010  PLASTICS
http://www.youtube.com/watch?v=roNFp4B5hIE&feature=related